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本校は、網走湖畔の呼人地区に位置し、昭和49年4月に道東初の肢体不自由のある児童生徒の教育を行う特別支援学校として開校しました。
この間、恵まれた自然環境の中、行政・医療・療育・福祉等の関係機関の皆様、学校協賛会をはじめとする地域の皆様、そして同窓会や保護者の皆様の深い愛情とご理解、ご協力に支えられて、障がいのある児童生徒の社会参加や自立に向けた教育活動を行ってまいりました。
昨年は、開校50周年という節目の年を迎え、記念式典の挙行や多くの関連事業を無事に執り行うことができました。教職員一同、あらためてお礼申し上げます。
さて、本校は今年度の重点教育目標を「各学部、寄宿舎の特色を生かし、地域と学校が連携・協働し、学びに向かう意欲・関心・学習習慣を育む教育の充実を図る」としました。
学校を取り巻くすべての人々のウェルビーイングを実現するため、日々の教育活動を通じて、児童生徒がオホーツク圏域の風土に親しみ、地域とのつながりを大切に思う気持ちを育むことや自らの可能性を信じ、夢をもって日々の努力を積み重ねることの大切さを知ること、そして誰もが尊重され、誇りを持ち、自分らしく暮らしていける社会の実現に向けた、新たな価値を創造する特別支援学校でありたいと考えます。
この地域とともに歩んだ50年という歴史と文化を大切にしながら、インクルーシブ教育の理念の下、専門性の高い教育の担保とセンター的機能の一層の充実に努めるとともに地域における特別支援教育の発展に貢献していくことを使命として、51年目からの新たな歴史を築いていくために全力を尽くしてまいります。
今後も本校の教育活動に対しまして変わらぬご理解と一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
北海道網走養護学校 校長 鴻 江 康 人